ゴールデンウィーク連休の二日目、朝から気持ちよく晴れて、少し風がありましたが、今日も気持ちよくウォーキングできそうです。千葉房総のんびり散策記の二回目は、筆者の地元、船橋を選びました。
船橋に住んで14年、見慣れた町並みですが、実際には、クルマで出掛けることが多かったので、また新しい発見があるかもしれません。初めて観るような気持ちで歩きました。
船橋駅には、10時頃、着きました。
JRの駅の改札口です。
右となりが東武線、左方向に少し歩くと京成線の船橋駅です。
休日の朝でも、いつもかなりの賑わいです。
駅の北側一階にバスロータリーがあって、二階が駅前広場です。
船橋市は、デンマークのオーデンセ市と姉妹都市の友好関係があって、これはアンデルセンの童話を題材にした時計塔です。毎正時にカラクリ人形が出てきて、親指姫と人魚姫のメロディーが交互に流れます。今回は聞けませんでした。
広場には、船橋市の平和都市宣言などの石版がいくつかあります。
駅舎は、東武百貨店と一体化していて、駅前広場の地下は、有料の大きな市営駐車場があります。
周辺のお店で買い物をすると割安になるしくみで、休日、ここを使うには順番待ちを覚悟しなくては入れません。
駅前広場を抜けて、海老川にかかるたろう橋に来ました。海老川は、昔から大雨が降ると頻繁に氾濫を起こし、住民を苦しめてきたのですが、河川改修後は、昔話となりました。都内に通勤する年配の千葉県民は、氾濫の都度、電車が止まったことを記憶している方が多いと思います。
河川改修に伴い、こんなモニュメントをあしらった橋が12個あって、川沿いにウォーキングロードが整備されているのです。気持ちよく散策できます。
静かな海老川の流れを川上に見ています。
船橋に移り住んだ十数年前は、もっと水が濁っていて汚れていた記憶があります。
船橋は、東京の一大ベットタウンとして急激に発展してきたのですが、下水道などの社会基盤の整備が追いつかなかったのですね。近年、下水道工事が進んできて、ようやく川がすこしづつ、健康を取り戻しつつあるようです。
河川の水質浄化に、「ほていあおい」という水生植物が効果があるということで、人口植栽が行われています。
その事業を記念した石塔ですね。
散策する市民のための案内板です。
こんな風な遊歩道が断続的に川沿いにあります。
海老川をすこし遡ると、船橋中央卸売市場があります。残念ながら、築地みたいに入ることは出来ません。
河川改修工事の記念碑です。
時の自民党の副総裁の名前で建てられてました。
逆光になってしまい、ほとんど読めません。
さくら橋という小さな橋があって、この橋の名前は市民の公募で決まったそうです。
投票した人たちの名前が刻まれています。
鴨が二匹、遊んでいました。
駅から徒歩15分くらいの距離ですが、もうこんな田園風景が広がります。
船橋は、近郊農業もそこそこ健在で、野菜や梨などが主な品目です。
これは、耕作地の間にある貯水池のようです。
郊外から市街地に入ると、住宅地の中にもこんなふうな小規模農地を沢山見掛けます。
東船橋方向に向かう途中に、市立船橋高校の校舎が見えました。
スポーツが盛んで、サッカーや野球、駅伝などで活躍してます。
総武線を北から南側へ超えました。
向こうに小さく東船橋駅が見えます。
この辺の風景は、移り住んだ頃と少しも変わらないことに気づきました。
そういう意味では、鉄道と言うのは、ノスタルジーの源にもなるのですね。
東船橋駅に近くの道祖神社に、船橋名木10選に入るといういちょうの木があります。
とても大きな木で、全景が取れませんでした。
確か、樹齢百二十年とか書いてあったように思います。こうしてみると、立て札の右横のスライムみたいな石塔が奇妙ですねえ。撮影したときは、気がつきませんでした。
いよいよ船橋大神宮に向かいます。
ここまでで、一時間歩きどうしで、昨日と連荘ウォーキングにやや疲れを感じた頃、神宮下の宮本町に差し掛かったところで、この看板が目に入り、なごみました。
いいですねえ、こういうの、普段、クルマで通る時には、全く目に入りません。
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