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丁度一年振りのウォーキングは、千葉の西のはずれ、野田にしました。
ここは、有名な醤油の産地。
散策の出発点は、東武野田線野田市駅の隣の愛宕駅です。
今日はGWの中日、好天には恵まれましたが、人出のまばらな郊外駅の雰囲気です。 |
愛宕駅から南に江戸川へ向かって歩き出しました。
最初に目に付くのが、この西行院です。 |
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西行院の隣には、愛宕神社があります。
ここの境内で一休みしました。
これは、昔、醤油圧搾機の重石に使われた力石の由来を記した立て札です。 |
これがその力石。その昔、村人たちがこれで力較べをしたそうです。
ちょっと持てそうにありません。
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これは、神社の由来ともなった「磐境」について記した立て札です。
神社といえば、鳥居がまず、思い浮かびますが、そもそもの由来はこのような形から始まったというようなことが書かれてありました。 |
これがその「磐境」というものです。なんだか、古墳時代の話のように思えてきます。
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愛宕神社というのは、京都にもあって、何か、関係があるのかな、と来る前から訝っていましたが、この本殿前の立て札に、京都の愛宕神社の分霊を奉るという由来が記されているのを読んで、合点がいきました。
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愛宕神社を出て少し歩くと、住宅街の中に「野田の醤油発祥の地」という石碑があります。
室町時代の永禄年間に遡るそうです。
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このような社殿を建てたのは、昭和46年に野田市文化財に指定された時のことです。 |
ここから江戸川べりまでは、住宅街の細い路地道を歩きます。
この黒板塀は、キノエネ醤油という老舗の醤油醸造会社の工場です。
見事と言うほかありません。 |
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江戸川べりに出て、来た道を振り返りました。
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江戸川沿いには、堤防の上に長々とサイクリングロードが整備されていて大変、歩き易くなっています。
川上方向を眺めています。
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もう初夏の暑さを感じさせる好天にも恵まれて、サイクリングを楽しむ人に何人もすれ違いました。
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ここを訪れる人のために、野田市の歴史を記した看板が設置されていました。
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川向こうは、埼玉県です。
広々として気持ちよくウォーキングが楽しめます。
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野田橋に差し掛かりました。GWの行楽に出かける人の車で、相当な渋滞の様子。
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これは、川沿いに立つ御用蔵。宮内庁ご用達の醤油の貯蔵蔵ですね。
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まるて゜お城のような造りです。
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中は、見学不可だそうです。
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堤防を降りてここから、野田市駅に向かいます。
鬱蒼とした茂みの間を通り抜けると、涼しげに汗も引きました。 |
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住宅街のつつじが目に付きました。
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ここは、17世紀から続く醤油醸造家の高梨家の庭園です。一般にも開放されています。 |
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国指定名勝にもなっているのですね。
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すぐはす向かいに、昭和7年に立てられたレンガづくりの醤油蔵です。
ここは見学も出来ます。
入り口には、こんな綺麗なお花畑が作られています。 |
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ここでは、時間によっては、昔ながらの醤油作りを見学できるそうです。
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大きな醤油樽です。 |
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野田市駅に近づきました。駅周辺には、キッコーマン醤油の工場がひしめき合っていますが、こんな見学者向けの設備も用意されています。
そういえば、筆者も、20数年前に、仕事の関係で、ここの工場見学に来たことがありますが、当時のことは、ほとんど思い出すことができません。 |
野田市駅に着きました。この駅の向こうにも、キッコーマン醤油の工場が広がっていて、「醤油の街」という実感が沸きました。
この後、ここから無料送迎バスに乗って、「野田潮の湯」という天然温泉で一風呂浴びて、お昼にビールを頂き、一眠りして、帰路に着きました。
心地よい一日でした。
おしまい。
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