成田山公園は、新勝寺の裏手に広がる広大な敷地にこんな風な綺麗な噴水もあるよく整備された公園です。
ゴミひとつ、チリひとつ落ちていないという感じがしました。
樹木もよく手入れが行き届いています。
林を通り抜けるこんな遊歩道が迷路のように入り組んでいるのです。
地図をもたずに歩くと、ほんとに道に迷いそうです。
ベンチがここかしこに用意されていて、どこでも休憩モードです。
つづら折の道は、起伏に飛んでいて、ちょっとした山歩きの気分を味わえます。
木漏れ日までも、計算されているように思えました。
博物館と美術館があって、この時は、博物館で展示されていた「絵地図に見る房総展」を拝見しました。
入館料は、三百円でした。
江戸時代から昭和にかけての千葉の絵地図の数々は、なかなか興味深いものがありました。
千葉県民には、「ああ、あそこが・・・」と身近な風景に重ね合わせて、楽しめます。
美しい和風庭園のつくりになっている所もあります。
これは、川島正次郎の銅像です。
誰のことか、わかりますか?
東京オリンピックの担当大臣と聞けば、年配の人はピンとくるのでは。
成田出身の政治家だったんですね。
成田公園を成田高校の側に下ると、この三橋鷹女のお墓に出会います。
ちょっと分かりにくいところにありますが、銅像は表参道の目立つ所にありました。
でも、通りに面してこんな看板があるので、見過ごすことはありません。
京成成田駅までの帰り道は、かつて成田詣での人を乗せた電車が走っていたと言う電車道を歩きました。
境内からはここがその入り口です。
電車道は、今は車が頻繁に行き交う車道になっていますが、このアーチ型のトンネルにその面影が偲ばれます。
トンネルに入って見上げると、黒く錆付いていますが、架線を釣っていたと思われる金具が見えました。
トンネル入り口に立て札があり、こんな説明書きが記されていました。--このレンガ造りのトンネルは、成宗電車という千葉県内で一番古い電車が通っていたトンネルです。成宗電車は、通称チンチン電車と呼ばれ、明治43年に成田駅前から成田山門前まで、翌44年に駅前から宗吾霊堂まで開通し、昭和19年に廃止になりました。・・・・・
電車道の看板です。
一本ポツンとあるのが、いいですねえ。
子供向けだなあ、と思ったら・・・・・
すぐ側に幼稚園のバス停留所がありました。
でも、幼稚園バスがここに留まるわけではなさそうです。
電車道も終点間近です。
:京成線の高架が見えてきました。
ほんとは、スカイライナーの走る姿を捉えたと思ったのですが・・・・レタッチすると消えてしまいました。
時間は、丁度お昼の一時頃に駅前を望む所に戻りました。
今回は見所が多く、撮影にかなり気を取られたようです。
大満足で帰路に着きました。
今日はこれでおしまいです。